このたび訪問介護最大業者の1つである「コムスン」の不正行為が発覚しました。同じ福祉業を営むものの一人として、福祉にかかわっている皆様に対し、ご迷惑をおかけしましたこと、福祉という崇高な精神とその活動を支える皆様にご迷惑をおかけいたしましたこと、心より深く反省すると共に、自分の事業も再度引き締めていく所存であります。いま全国のコムスンの指定取り消し処分が行われようとしています。 マスコミを通して報道されているのは、大手業者が指定取り消しになり被害をこうむる高齢者のサービスが確保できるのか否か?とか、事業が子会社になることはいかがなものか?などと。 私も老人福祉を始めて12年になります。茨城県内にだけでも300以上の老人福祉施設を運営する社会福祉法人と数多くの民間事業者がありますが、われわれ「福祉」にかかわるものにとって大事なことは『その使命と法人理念』だと思っています。この『理念』をあいまいにして、われわれの仕事は務まりませんし、職員も育ちません。大企業ゆえその理念がどこまで現実的で周知徹底していたのかは定かではありませんが、『福祉の使命と理念』を徹底させているからこそ、いい福祉事業を展開できるものと私は信じています。
そこで考えるのは、今回の事件を受けて、会社が変わればそれでいいことなのか。そんな単純なことではないと思いますし、そこに福祉の理念はあるのか?を問いたいと思います。また、大手会社がなくなると果たして高齢者には本当に被害を受けるのでしょうか? 多少の戸惑いがあるかもしれませんが、私は『福祉は人の真心あってのもの』と思います。よって、会社はなくなれど、その現場にいる人材はあるわけですから、本当に一人ひとりの心の中に『使命と理念』があれば現場は本来混乱しないはずです。まだ混乱あるとするならば、それは労働条件等の話であり『誰のための福祉か?』を再認識しつつ、介護サービス事業者も改めて、『福祉の使命と理念』を再認識していただきたいと切に願うものです。全国のコムスン関係の皆様、ぜひ、現場の高齢者のために自分がどこのポジション、立場で介護するか早急に考えて行動していただけることを期待しております。
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